Chasseur Japon × Voice
Takuma Ishii
石井 琢磨
ピアニスト
Profile
Takuma Ishii
東京藝大を経てウィーン国立音大ピアノ科に入学、同大学修士 課程を満場一致の最優秀で卒業。ポストグラデュアーレコース修 了。2016年ジョルジュ・エネスク国際コンクール(ルーマニア・ブカレスト)ピアノ部門第2位受賞。”TAKU-音 TV たくおん”YouTubeチャンネル総再生回数は1億回を超え、チャンネル登録者数も33万人突破。サントリーホール大ホール公演が発売3分で完売。2024年アルバム発売全国ツアー「Diversity」では総動員数1万人を動員。2025年6月満席のベルリンフィルハーモニーにて日本人ソリストとして大成功を収め、一躍世界的脚光を浴びる。古き良きクラシック音楽に主軸を置きながら、「クラシックをより身近に」がコンセプトのピアニスト。
インタビュー
interview
シャスールの鍋との出会いについて
ウィーンに留学して間もない頃、レッスンに明け暮れていた僕は、食事といえば簡単に済ませる毎日を送っていました。
そんなある日、親しくしていた現地の友人の家に招かれ、初めてココット鍋で作られた煮込み料理をごちそうになったんです。
重厚な鍋の蓋を開けた瞬間に立ちのぼる香り、ゆっくりと火が入った素材の、驚くほどやさしい味わい。
「同じ食材でも、鍋ひとつでここまで変わるのか」と、正直かなりの衝撃を受けました。
そのお宅のお母さんから「これはシャスールと言ってフランスで一番古い歴史を持つココットなのよ」と教えてもらいました。
それがシャスールに興味を持つきっかけだったと思います。
そんなある日、親しくしていた現地の友人の家に招かれ、初めてココット鍋で作られた煮込み料理をごちそうになったんです
重厚な鍋の蓋を開けた瞬間に立ちのぼる香り、ゆっくりと火が入った素材の、驚くほどやさしい味わい。
「同じ食材でも、鍋ひとつでここまで変わるのか」と、正直かなりの衝撃を受けました。
そのお宅のお母さんから「
それがシャスールに興味を持つきっかけだったと思います。
子供時代の食卓について
子供の頃も、家庭では煮込み料理や温かい料理を自然とみんなで囲んでいました。
特別なごちそうというより、家族が集まるための、当たり前の料理だった記憶があります。
そうした経験があったからこそ、ウィーンで初めて味わったココット料理に、懐かしさと同時に、新しい豊かさを感じたのかもしれません。
特別なごちそうというより、家族が集まるための、当たり前の料理だった記憶があります。
そうした経験があったからこそ、ウィーンで初めて味わったココット料理に、懐かしさと同時に、新しい豊かさを感じたのかもしれません。
思い出の料理は
たくおんTVをご覧いただいている方はご存知だと思いますが、僕は食べることが好きで、好奇心も旺盛なので、いろいろな料理に興味があります。
思い出の料理はたくさんありますが、ウィーンである日の夕食、ウィンナー・シュニッツェル(ウィーン風カツレツ)を注文し、出てきたシュニッツェルのあまりの大きさに驚いたことは今となっては良い思い出ですね。
そういえば、あの大きい揚げ物をココットで作っていると聞いた時も、正直驚きました。
そういえば、あの大きい揚げ物をココットで作っていると聞いた時も、正直驚きました。
ピアニストという仕事と食事
ピアニストは、体力も集中力も使う仕事です。
僕にとって食事の時間は、単なる栄養補給ではなく、心と身体を整えるための大切な時間です。
ツアーや演奏が続く時期ほど、ほっとできる温かい料理や、素材の味を素直に感じられる料理を自然と求めるようになります。
僕にとって食事の時間は、単なる栄養補給ではなく、心と身体を整えるための大切な時間です。
ツアーや演奏が続く時期ほど、ほっとできる温かい料理や、素材の味を素直に感じられる料理を自然と求めるようになります。
シャスールの鍋の魅力
シャスールの鍋は、料理を「急がせない」ところがとても好きです。
ゆっくりと火が入り、素材の持ち味を静かに引き出してくれる。
煮込み料理はもちろん、揚げ物、炒め物、野菜料理やシンプルなスープでも、仕上がりにどこか安心感があります。
いつか、ウィーンで感動したあの煮込み料理を、自分なりに再現してみたいですね。
ゆっくりと火が入り、素材の持ち味を静かに引き出してくれる。
煮込み料理はもちろん、揚げ物、
いつか、ウィーンで感動したあの煮込み料理を、自分なりに再現してみたいですね。
シャスールへのメッセージ
ピアニストにとって、身体は楽器です。
だからこそ、体調管理は演奏の一部であり、日々の食事は、その土台をつくる大切な時間でもあります。食材はもちろん、調理の方法、そして道具にまで意識を向けたいと思うようになりました。
僕が長く過ごしたオーストリアでは、人々は環境や人体への影響に非常に敏感でした。
調理の過程で生じる有害な物質や、人工的な要素に対して、決して妥協しない。
そうした姿勢が、暮らしの中に深く根付いていました。
シャスールのココットは、フランス政府が材料の原産地まで保証している、非常に稀有な存在だと感じます。
音楽も料理も、すぐに結果が出るものではありません。
時間をかけ、待ち、感覚を澄ませることで、初めて本質が立ち上がる。
日々の食事は、身体のメンテナンスであり、演奏を支える、静かなリハーサル。
私はそう感じています。
だからこそ、体調管理は演奏の一部であり、日々の食事は、その土台をつくる大切な時間でもあります。食材はもちろん、調理の方法、そして道具にまで意識を向けたいと思うようになりました。
僕が長く過ごしたオーストリアでは、人々は環境や人体への影響に非常に敏感でした。
調理の過程で生じる有害な物質や、人工的な要素に対して、決して妥協しない。
そうした姿勢が、暮らしの中に深く根付いていました。
シャスールのココットは、
音楽も料理も、すぐに結果が出るものではありません。
時間をかけ、待ち、感覚を澄ませることで、初めて本質が立ち上がる。
日々の食事は、身体のメンテナンスであり、演奏を支える、静かなリハーサル。
私はそう感じています。